2022年小満の酒丸。

2022年小満の酒丸。

5月21日の小満を過ぎました。
立夏から数えて15日ほどが過ぎた頃を小満と言います。
陽気が良くなって、万物が成長していく時期。
ウチの庭では、白い花がたくさん咲くようになりました。
「この時期はヤケに白い花が多いなぁ」なんて思って調べてみたら…
昔は白い花の事を全般的に「卯の花」と呼んでいたらしいです。
なので4月のことを「卯月」と呼ぶようになったそうな。
もちろん今は5月なんだけど…
それはあくまで新暦での事。
旧暦では今ぐらいはまだ4月、つまり卯月なんですな。

なので今日のブログのお題は「白」で書いてみようかな、と。
世間一般では、この初夏くらいの5月から夏物になります。
ところが、まだ朝晩は涼しかったりするので…
半袖短パン1枚物よりも、「色」で夏を演出したい。
つまり、この時期は「白っぽい服」を多く着たいのです。
まずはトップバッター、オフホワイトのシャンブレー・オープンカラーシャツ。

実に涼しげな、ネップシャンブレー。

ロングポイントカラーで古典的なリゾートウエア。
続いて2番手、ナチュラルカラーのイタリアンカラーシャツ。

山型ポケットが両胸に付く、最近売れ筋のデザイン。

生地はドビー、ノッティングヤーンという「だま糸」が縦に走っている表情豊かなコットン素材。
実にクラシックで涼しげ。
続いて3番手、太い畝の針抜きテレコ地が特徴的なポケットTシャツ。

胸ポケット付きで、そのポケット口には襟や袖口と同じリブが付きます。
結構久しぶりなカットソーラインナップ、大人気でございます。
お早目にどうぞ。
そして4番バッターは最近大人気のコットンニット。

サマーニット・ロゼンジ(ダイヤ柄)。
1950年代の代表的なダイヤ柄を、シャツから移植。
リブの黒と相まってポップで引き締まった雰囲気。
白地ながら、実にフィフティーズらしい配色。
さらにボトムはコットンキャンバス地のハイバックトラウザーズ。

サスペンダーボタン付きのハイバックスタイル、気分は禁酒法時代。
大きなバックストラップが特徴的。
かなりしっかりしたコットンキャンバス、汚れてもそれなりに風格が出てきます。
もう一方のボトムは、麻のツータックトラウザーズ。

ハリウッドベルトと呼ばれる身頃一体型の形は、1940~50年代特有のデザイン。
更にポケットが前身頃に付く、通称「いきなりポケット」。
実はこれ、縫製が非常に難しい逸品。
おそらく、
全世界で未だにこの形を作り続けているのはドライボーンズくらいです(自慢)。
更に!写真では見え辛いですが脇線には同色ハンドステッチ入り。
そしてやっぱりサスペンダーボタンも内蔵しております。
猛烈に手間が掛かっているトラウザーズ。
さて、頭の上にも白物を。

ウォバッシュストライプが入った、白地のコットンキャンバス・キャスケット。
この時期の白い帽子は、直射日光を反射しつつ頭皮を守るという二重の効果があります。
熱中症の予防に大切。
そしてしんがりを務めるのは…

今年の新作、ブレードハット。
しかもステップリボンという、
シャツ生地を段々に折って作ったクラシックな造形。
今、このステップリボンが作れる職人さんが日本では激減、
やっと納期に間に合ったと胸を撫で下ろしております。
これだけトッポい夏物ハット、ちょっとお目にかかれないと思います!
白いスーツで黒シャツにこんなハット、マリブのシガーバーにいるみたいな。
ここに紹介したアイテム以外にも、白い物・白っぽい服が勢揃い。
直営店舗・オンラインショップ・お取引先で見つけてみてください。

ところが。
先日、ちょっと立ち寄った古刹でこんな花を発見。

真っ赤なアマリリス。
しかも野良。
空き地に群生してました。
ここまで赤いと、実に妖しくて色っぽい。

同様に、赤くて妖しくて色っぽい、こんなシャツもご用意しております。
スモールパターンの2フラップオープンカラーシャツ。
ではまた。

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