2025年、新年初のブログです。
私は喪中の為、
新年の挨拶は控えさせていただきます。
あしからずご了承を。
毎日寒いと思ったら、もうすっかり小寒!
毎年ブログで書いている記憶がありますが…
この小寒から、次の大寒、
そして次の立春くらいまでが一番寒い!
そんな年始の寒い日、
同窓会があったので久しぶりに着物で出席。
着物は大正時代の紬でございます。
帯は巳年らしく、
友人が描いたシマヘビ柄の角帯。
襦袢には、
1930年代のフォードが描かれたヴィンテージ。
あまりの寒さに雪駄は辞めてブーツ。
ドライボーンズのアンクルブーツは1920年代を意識して企画。
つまり、大正時代から昭和初期くらい。
2025年は昭和100年にもあたるので…
昭和元年くらいからタイムスリップしてきた格好に。
さて。
やっと年末に入荷した重装のストームコート。
この冬一番の防寒衣料をご紹介。
こちらはキャメル。
そしてブラック。
表地の素材はモールスキン。
コットンながら高密度に織られた繻子織、
防寒性、撥水性共に抜群。
一番の防寒性はこの襟。
ムートン、いわゆるシープスキン(羊の毛皮)。
キャメルにはオフホワイト。
そしてブラックにはブラウン。
下からの冷気をシャットアウトするウエストベルト。
バックルはレザーが巻いてあり、
錆止め兼高級。
裏地は、
ドライボーンズの防寒着を象徴する豹柄シール。
更に裾周りには幅広くキュプラ表のキルティング。
足に当たる部分なので滑りを良く。
袖の中にもキルティング。
脇下には汗止め用の月型脇下布。
袖の中も滑りが良いので、
肘の曲げ伸ばしも快適。
ポケット口には、三角形の閂留め。
ちょっとウエスタン調で質実剛健。
ポケット袋地は起毛されたネル素材。
ハンドウォーマーとして抜群。
このストームコート、
ジェームス・ディーンが好んで着ていた事で有名。
なのですが…
実は私は、1980年代の映画で見つけておりました。
ロバート・デ・ニーロとショーン・ペンが主演の
「俺たちは天使じゃない(We `re No Angels)」。
設定は1930年代。
二人は脱獄囚で、
なんとかして国境を越えようと教会の団体の中に紛れ込みます。
事前に情報を得ていたシェリフ達は、
厳冬の中、バリケードを張っており…。
そのシェリフ達が防寒着として着込んでいるのが、
お揃いのストームコート。
これは見返しの裏にまでムートンが来ている、
最上級モデル(とてもじゃないけど今の日本では作れない:汗)。
この映画を見て感化されていた私が私物として購入したのが、これ。
1960年代くらいのストームコート。
素材はコットンダック、
胸部分に切り替えがあるのは1960年代以降の特徴。
ところが…
私が着るとこんな感じになってしまう。
ショールカラーでムートン襟、
ダブルの内合わせ。
胸に切り替えがあると、モロにろくでなしブルース…。
やっと自社ブランドであるドライボーンズで、
切り替え無しをゲット。
私はブラックを購入。
でもなんとなく既視感がある…
と思ったら。
年始に着た和装、
昭和100年からのタイムスリップルックのオーバーコート(トンビ)が同じ配色だった…。
シェリフか鬼塚か昭和元年かwww
そんな感じで始まった2025年。
本年もよろしくお願いいたします!