2025年の穀雨を4月20日に迎えます。
穀雨とは「雨降って百穀を潤す」という言葉が語源。
暖かな雨が増えて田畑を潤し、
作物を植えるのに良い時期、という事です。
なので自称兼業農家の私も、こんな感じ。
半年に一度しか使わない耕運機を引っ張り出し…
畑を耕してから牛糞や蠣殻を撒き…
それらを漉き込んで一旦完了。
それで1週間くらい寝かせた後、
今度は畝を立てて種蒔きです。
ああ、忙しい。
そんな中、
本業の洋服屋の方では、
定番的に作り続けているデニムワークトラウザーズが入荷。
なので今日はその説明をば。
まずはご紹介。
アーミー・デニム・ワークトラウザーズ。
その名の通り、
1930年代を中心に、
アメリカ陸軍で使用されていたデニム素材のトラウザーズ。
ヴィンテージ同様、10オンスデニム使用。
フロントにはパッチポケット+コインポケット。
前立ては縫い付けのボタンフライ。
バックスタイルは左右にバッチポケット。
後ろヨークは無く、
代わりに巨大なバックストラップで調節できるようになっています。
ヴィンテージでは、
これほど大きなバックストラップではないです。
正式名称はUS.ARMY M-35 BUCKLE BACK DENIM TROUSERS。
US.ARMYの錫合金縫い付けボタンで、
稀にサスペンダーボタンが付いた個体もあります。
ウエストからズドンと裾まで続く渡りが広いワークトラウザーズ。
んで、
この個体は私がもう15年くらい穿いている同個体。
今回入荷した物とは、
ボタンやディテール等ちょっとだけ変更しています。
バックスタイルセンターは、
今は亡き当時のヴォルステッドネームが装備。
基本的なポケットや縫い付けボタンは変更無し。
ただ、一番大きな変更は…
前立てのステッチ色。
当時はフロントボタン周りもオフホワイトのステッチワークでした。
が、大き目のフロントアウトポケットのステッチが近くになるので…
センターがズレてちょっと見た目が悪い。
男子として「股間周りの見た目が悪い」のは致命傷。
ヴィンテージはシングルステッチなので目立たないんですが…
より頑丈に作ろうと思ってダブルステッチにしたら、
悪目立ちするようになっちゃいました(汗)
なのでここ数年作っているこのボトムに関しては、
前立て部分のステッチを地色同色で仕上げています。
なので目立たない。
ちょっとしたマイナーチェンジを繰り返しつつ、
より良い高みを目指しております。
でも、生地は最初期から一貫してムラ糸10オンスデニム。
猛烈にかっこいい縦落ち。
この手のデニム類は、
かなり動きが早いです。
暑くなるこれからの時期、
薄手のデニムが欲しくなる時期。
みなさま、お早めに。
さて、冒頭の穀雨の続き。
畑の中の一角にモサモサ生えているのは、
蚕豆の畝。
ちょうど収穫時期。
今年の蚕豆は、出来が良い!
グリドルで鞘ごと焼いて、粗塩でいただく。
フードマイレージは5メートルくらい。
もう、絶品。