7月7日は、七夕でもあり小暑でもありました。 小暑とは夏至から半月が過ぎた日の事で、 これから暑くなるよ!というお知らせのような時期。 とはいうものの…今年は6月末ごろから異常に暑いですね(汗) ウチのハタケ(葉武と書く=野良猫)は、 毎朝玄関に餌をねだりに来ていたんですが… バカみたいな暑さになってから、 朝の玄関に来なくなってしまいました。 心配になって近所を探したりしてみたんですが… どうやら餌を食べる場所に直射日光が当たるようで、 暑くて避難していた模様。 午後になって日陰になると、 ミャーっと出て来る様になりました。 ひと安心です。 なので餌場を日陰に移動しました。 そうしたら… ギリギリ日陰になる椅子の下などで朝から待つ様になりました。 何はともあれ、暑さが凌げるようになって良かったです。 さて。 そんな「これから暑くなるよ!」という時期に、 うってつけのアイテムが入荷しましたのでご紹介をば。 その名もズバリ、ドビーキューバシャツ! 今まで作っていたキューバシャツから一新、 デザイン的にかなり簡素にして再登場です。 バックスタイル。 背中心に大きなプリーツが一つ入ります。 生地はデッドストックで見つけた、 ドビー織りのクールなテキスタイル。 ボタンも刻みが入ったボタン、 かなりクラシックで格好良いでしょ? ではここで、キューバシャツのお勉強を。 キューバシャツとはなんぞや?という方に、 簡単に説明すると… 本来はその名の通り、 「カリブ海に浮かぶキューバのシャツ」という事なのですが… 実は 「キューバも含めた、中米~カリブ海諸島でよく着られているシャツ」 なのです。 本来はワークウエアだったようで、 今でも官公庁で制服として採用している地域もあるらしいんですが… むしろ制服よりも、 冠婚葬祭でも着られる「比較的ちゃんとした服」というイメージらしいです。 また、暑い地域あるあるですが… 古着で出てくる場合は、圧倒的に「淡い色」が中心。 オフホワイトやベージュ、ラベンダー、 淡いグリーンやレモンイエローなどなど。 単純に「濃色=暑い」からなのですが… ドライボーンズとしては、 敢えて濃色を作りたいと思っております。 また、デザインもやたらとデコラティヴされたものが多く… 上のベージュの古着は、 4つポケットに前立てボタンが5個、 更にポケット用ボタンが4個で、 実は肩ヨークや裾ヨークにも 更にその上に刺繍が施されています。 シャツというより、ジャケットに近い感覚。 また、洗濯し易い様にコットン×ポリエステルの素材が大半。 1970年代以降のキューバシャツは結構出てくるんですが、 1950年代以前だとほとんど出てこない。 これはおそらく、 天然素材でモノが残っていないということもあるんでしょうが… もっと大きな問題として「政治的な理由」から、 古着が出ないんだと思います。 そんな中、実は1950年代のキューバシャツらしきモノを発見。 なんとナッソージャケット! 素材はレーヨン×アセテート、 オープンカラーの襟で、 ポケットのディテールも正にキューバシャツのそれです! 長袖、というところが1950年代のエレガントさを感じますね。 ディテールもかなり簡素化されており、 ドライボーンズとしてこのデザインを目指しました。 冷静に考えてみれば… 「ナッソージャケット」という名前の「ナッソー」とは、 もともと地名から来ています。 キューバの上の方、バハマ諸島の首都の名前なのです。 先ほどのブラウンのドビー・キューバシャツは、 実はもうほぼ完売状態(すみません:汗)。 そしてその後に入荷したのがこちら! スラブ・キューバシャツ! ディテールは先ほどのものと同じく、簡素化された作り。 横段に入った節糸が、 和装っぽくもありフィフティーズっぽくもあり。 ボタンは高瀬貝で直径15ミリ、存在感あるシャツジャケット。 素材的に若干色落ちするので… ヴィンテージ感ある経年変化も楽しめます! インナーにボーダーTやプリントTなどもアリなので、 かなり着回しも幅広いと思います。 私は個人的には、 ワークテイストにヒッコリーストライプのボトムと合わせたりしたいなと思って購入しました~。 今季のキューバシャツはかなり足が速いので、 お早めに! そしてハタケも暑がるこの小暑。 私も早速、いつものシュノーケルポイントへ。 平日に行ったら、ほとんど人はおらず独占状態。 2022年度初のシュノーケリングを楽しんできました。 例年に無くまだ海水が冷たくて、 さほど熱帯魚は見られませんでしたが… これからが楽しみです! ではまた!