2022年処暑の酒丸。

2022年処暑の酒丸。

 処暑である八月二十三日を過ぎました。
酒丸です。
昼間はまだ結構な暑さが続いていますが、
朝夕には涼しい風が吹く様になってきました。
夕方から夜にかけては、鈴虫や松虫などの虫の声が。

 そして先日の日曜日は…
地元の祭礼を迎えるべく、近所の神社の草刈り。
ウチの近所には四つの神社があるんですが…
私はそのうちのひとつ、三島神社を担当。

神社に到着して、呆然。

ほぼジャングル…(汗)
拝殿はおろか、参道すら見当たらなくなっておりました…。
なので、地元の若者達と一緒に汗を流し…

ほーら、こんなに綺麗に!
祭礼前に綺麗に出来て、ひと安心。
これで地元の神様も満足してくれていると思います。


 さて。
そんな気温の時期、着る物に悩んでいる人もいるかと思います。
なのでうってつけなアイテムをご紹介。

それはこちら!
リネン素材の天然インディゴ染めガチャポケワークシャツ!

本来、リネンという素材は「夏物」というイメージが強いですよね?
それはなぜかと言うと、吸湿性が高いからなのです。
吸湿性が高い、とは…
身体が汗をかいても、すぐに繊維が吸い込んで外側に放出してくれる、
という事。
これは繊維の断面が曲面で内側に曲がっている為で、
綿の約4倍、シルクの約10倍の吸水性があると言われています。
つまり「暑い時期に着ると涼しく感じる素材」という事なのです。
ところが。
日本では江戸中期頃までは麻素材が着物の素材の大半でした(綿は後期になってから流通)。
麻は「神様から与えられた素材」という意味で神事でも広く利用されており、
染色も容易だった事から長らく一番流通していた素材だったのです。
が、明治期に海外との交易が盛んになるにつれ、
安い綿花や化学繊維に押されてだんだん生産量が減っていき…
第二次世界大戦後はGHQの指示の元、
神道の賜物である麻素材は「大麻と関連する」という理由で、
ほとんど禁止されてしまったのです(そして未だに継続中)。

本来、日本では一年中着られていた麻素材、
吸湿性が良いのならば夏だけの素材にしておくのは勿体無い。
むしろ秋の始まりである九~十月くらいの
「半袖は時期的にアウトだけど、まだまだ暑い時期」
に着る素材としてはうってつけなのです!

そして気になる洗濯方法。
麻やリネンは水に濡れると強度が増します。
なので洗濯機でガンガン洗ってもらって大丈夫。
但し、温度が高い水だと繊維が縮んでしまうので、必ず水で。
私もこのシャツを購入後、
試しに自宅の洗濯機で洗ってみました。
結果としては、ほとんど縮みませんでした。
各家庭の洗濯機や水の温度等で差は出ると思いますが…。
また、麻は色が褪せやすい素材なので陰干しを推奨します。
特にこのシャツは天然インディゴ染めなので。
(最初は特に色落ちするので、気をつけて)

更に!
このインディゴ染めをウォバッシュで抜染したシャツも!

素材のアップ。

生地のザラザラ感も、これからの時期にぴったり!

個人的には、麻やリネンは今の時期こそ着て欲しい素材。
なので今季は、敢えて秋物として企画生産してみました。
ガチでおすすめです!



 日本を代表するデザイナーであった森英恵さんが、
今月お亡くなりになりました。
1965年、
私の生まれた年にニューヨークで初の海外コレクションを発表。
「EAST MEETS EAST」と絶賛された最初の日本人。
友禅などの着物の柄を洋服地に落とし込んだ事で、
日本の美意識を世界に広めた偉人でした。

そんな彼女がデザインしたガラスの皿が、
実家から発掘されたのは一昨年。

「マダム・バタフライ」の異名も持つ彼女らしい一品。
ドライボーンズ東京店に、まだ数枚存在していると思います。

比較的廉価で提供中。

直径約16センチ。
ケーキやカット果物が似合う、素敵な清涼感。

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