二十四節気の大雪が十二月の七日。
酒丸です。
なんだか一気に寒くなってきましたね。
というより、今年は今までが暖か過ぎたんでしょう。
気象庁が発表した今年の秋(2022年9月~11月)の平均気温は、
基準値の+0.9度。
1898年の統計開始以降最も高い値だそうです。
私は今年も秋冬野菜の作付けが大幅に遅れちゃいまして…
畑を夏野菜から秋冬野菜に替えたのが10月後半(遅過ぎ)。
それでも、
もうすっかりカリフラワーが育ってくれており。
大好きな野菜なので、超嬉しい!
白菜や大根は暖かったお陰で早く育ち過ぎて、
見事にバッタの餌食になってしまい、
収穫はかなり厳しい(涙)。
暖かい秋も、困ったモノです。
やっと本格的に寒くなってきて、
服も重装類が欲しくなってくる頃。
そしてタイミング良く、
クラッチマガジンさんが、
「U.S.NAVY」について取材がしたいと連絡がありました。
なので倉庫でヴィンテージを見繕い、本社で合流。
早速次々にスーパーヴンテージの撮影を開始。
まずは1941~43年、M-69ジッパーバージョン。
着丈が長いコートタイプでゴートスキン、
ダブルの打ち合わせが深くて、
ウルトラかっこいい。
お次は1943~45年、
M-69ボタンナップバージョン。
非常に着丈が長いピーコートのゴートスキンバージョン、
という感じ。
裏地も深紅で、
正に「海の提督」という雰囲気。
そして…
M-1943デッキジャケットとデッキオーバーオールズ。
この2品番に共通するフックが素晴らしい!
この品番にしか使われていないフックが、
U.S.NAVYの奥行きを感じる逸品。
なので、
ドライボーンズとしてはこれをアレンジして復刻。
まずはM-1943デッキジャケット。
同じフックを使い、背中心にはリフレクタープリント。
アップで(わかりづらいな:汗)
フックの接写。
この楕円形の鳩目も、
この品番でしか使われない貴重なパーツ。
そしてボトムであるデッキオーバーオールズ。
ライナーはジャケットと同様に、
分厚いウールメルトン。
このボトム、
実は冬場のツーリング用ボトムとして手に入れたんですが…
トイレに行った際、
全部脱がなきゃいけなくて大変:大汗
せっかく防寒衣料として非常に優れているのに、
バイクシーンで活躍できないのは勿体無い。
なので、フロントに股下までのジッパーをつけて、
トイレでの不便さを解消させました。
もう、便利過ぎて手放せないです!
そしてもうひとつ、完全防寒衣料をご紹介。
もう結構サイズが欠け始めてきた、N-1ジャケット!
最近はオリーヴドラブに加え…
ネイビーもラインナップ。
ヴィンテージだと擦り切れやすい部分を、
ウォッシャブルレザーで覆ってみました。
ヴィンテージの場合、
塩害もあって擦り切れている場合が多いんですが…
あまりにボロボロだと見た目が汚らしい(汗)
なので、その部分が清潔だと嬉しい。
ちなみに私のヴィンテージは引っ越し最中で、
N-1は見つかりませんでした(涙)
なのでお詫びに、
N-1の親玉みたいなコートを紹介しておきます。
品番不明ながら、私が着て膝丈くらいのコート。
表地も裏地もN-1と同一、
そしてパーカ付き。
どれだけ寒い地域での作業用なんだろう(南氷洋とか?)。
そして薄手(春夏バージョン)のヴィンテージも、
撮影しておきました。
まずはこれ、M-421Aタイプジャケット。
実はこのジャケット、
同じ品番で全く違う2型が存在している(先に紹介したM-69と同じ)。
もういった部分も、U.S.NAVYの面白いところ。
そしてこの上下も。
U.S.N.N-3タイプのユーティリティジャケットと、
同じくユーティリティトラウザーズ。
ヘリンボーンツイルの海軍用ワークウエア。
クラシックで素敵。
そして何より、
この3品番は2023年の春夏で展開予定。
皆さんお楽しみに!
ではまた!