2023年清明の酒丸。

2023年清明の酒丸。


 2023年の晴明が過ぎた金曜日、酒丸です。
昨日の「桜散らしの嵐」で、
館山の桜はもうほとんど散ってしまいましたが…
先週末、自宅裏の公園は素晴らしい景観!

中央公園という場所で、
私が小さい頃、学校跡地に整備された公園。
その頃の桜なんて、
まだ苗木レベルだったんですが…
約50年を経て巨木に成長。

あまりの見事さに暫し見惚れてしまいました。
なのでその晩は、急遽桜で祝杯。
肴は近所の魚屋さんで作ってもらった近海魚の刺し盛り。

魚屋さんに秘蔵の骨董「馬の目皿(江戸期)」を持ち込み、
金目鯛とヤリイカ、ブリを指名して捌いて貰いました。
極上の美味しさ!
もし館山で魚を頼むのならば、
「麻布館山」さんをお勧めします!


 さて。
今日はそんな中央公園での思い出を語りつつ…
オリジナルポマードの「使い方説明」をしてみたいと思います。

 私の1980年代は…
この中央公園が青春の1ページでした。
毎週、広場に集まってロックンロールで踊っていたのです。
いわゆる「ローラー」という人種で、
整髪料のポマードは欠かせないアイテムでした。
なので使い方は慣れたモノなのですが…

どうやら最近の人は、
ポマードの使い方を知らない人が多いらしい。
なので、とりあえず私の使い方を紹介しておきます!
(色んな使い方があると思うので一例を紹介)

 実は私、非常に髪が硬くて強い癖っ毛。
基本的に頭をセットしていない時は帽子を被っています。

今回は髪の毛に注目してほしいので、
サングラスにマスクで申し訳ない(汗)
ちなみにハットはこちら、
ウール・フェドラハット。
リボン色に他所にはないバリエーションがあるので好評です。

帽子を取ると、こんな感じです。

バサバサで大きく波打つ髪。

特にこのサイドの白髪の辺りは、
癖が強くて跳ね上がっています。

なのでポマードで整えるべく、
まずは水で全体的に軽く濡らします。

前髪のクルクルが酷い(汗)

白髪のサイド部分も、
まだ盛り上がったまま(涙)

ここでやっと登場。
ドライボーンズ謹製、
スーパーハード水性ポマード。

無着色・無香料なので非常に使い易い。
下地にも最適、
だからこその大容量。

使いかけで申し訳ないんですが…
中身はこんな感じ。
これを右手(利き手)2本の指で掬い取ります。

2cm×2cm×2cmくらい。

そして左掌に移して…

両手で揉んで、
左右の掌に指先まで満遍なく付く様にします。


そうしたら…おもむろに髪全体に撫で付けていきます。

髪の毛の表面だけでなく、
裏側も下側も指を入れてなすりつけていく様な感じ。

これで大きな癖っ毛は押さえ付けられています。
あとは両サイドの盛り上がってしまう癖の部分を、
コームで撫で付けていきます。


両サイドも無事に寝かせられました。

スーパーハード、凄い!
(耳の上は…床屋に行く前で伸びきっております:汗)
(本当はツーブロックで、綺麗に整う予定でした:大汗)

そして仕上げです。

両サイドからの流れを、
後ろセンターに持っていきます。

これでダックテールの完成。


 私が仲間と一緒に中央公園で遊んでいた頃…
館山で手に入るポマードといえば…
柳屋、丹頂、MG-5等々。
全て植物系油性ポマードだけでした。
これが一度頭に付けるとなかなか落ちなくて…
枕カバーにはポマードがべっとり。
次の日の学校にも、
リーゼントのまま通学したりしていました。
本気で落とさなきゃいけない時は…
必殺のママレモン洗髪!
2回も洗えば綺麗に落ちるんですが…
髪の毛はキシキシのパサパサ。
癖っ毛で硬い私の髪は大爆発しちゃっていました。

そんな中、
たまに東京の「ロックンロールショップ」で見慣れないポマードが。
それがこれ、
動物系油性ポマードのニューナイル。

なんでも1950年代以前から黒人が使っていた整髪料らしく…
チリチリの癖っ毛が、
光沢を持って撫で付けられるとの事。
当時、買ってトライしてみました。
黒人の癖っ毛がきっちり撫で付けられるくらいなので…
私の癖っ毛なんて赤子の手を捻るのと同じレベル。
キッチリとリーゼントに出来る…
はずが、全然無理でした(涙)
何せ、コームが通らない。
ポマードというより、
アスファルトに近い。
当時のリトル・リチャードは、
ニューナイルを使っていたらしいんですが…
どうやって整えていたのか?全く答えが出ませんでした。
しかも!
必殺のママレモン洗髪2回でも全く落ちず…
6回くらい洗ってやっと落とせた記憶があります。
(当然、キッシキシのパッサパサ2乗)

 そんな苦い思い出を抱えてきた数十年。
私にもポマードを作るチャンスが巡ってきました。
過去にも何度かトライしたんですが、
その際は仲間内で作った事もあって、
性能よりも売れ線の香り重視。

今回は正真正銘、
ドライボーンズのみのオリジナル。
目指すべきは「1980年代当時の私に使わせたいポマード」
つまり…
「水洗い1発で簡単に落ちる、
ニューナイル並みのスーパーハード!」
アクエリアスポマード「プレーン」!!

無着色・無香料。
この特徴は「下地として万能」である事。
今の時代は水性ポマードも様々な種類が出ています。
香りも多種多様で、
ムスクやラベンダー、
ジャコウなどの定番な物から…
チョコレートやチェリーコーク等の甘味系も多数。
また、私の様に白髪が目立つ人の為に…
ブルーやチャコールも出ています。
そういった「比較的柔らかめの水性ポマード」を使いたい時に、
このスーパーハードの下地ポマードが百人力なのです!
あああ、タイムマシンがあったら…
当時の私にダースでプレゼントしてあげたい!
(そう思っている、当時からリーゼントを続けている人が数千人は存在していると思う)

ちなみに、この撮影時に着ていたシャツはこちら。
プリントオープンカラーシャツ「コンドル」!

この柄は有名なスーパーヴィンテージである、
スターオブハリウッドシリーズもの。
中でもコンドルは、
当時からこの柄だけコットン素材。
しかも半袖プルオーバーしか存在しておらず(私が未確認だけなのかも)、
長袖オープンをずっと欲しかったのです!

メーカーになると、自分で欲しいポマードやシャツが作れる。
人間、永生きするものですな。
どんなラッキーが転がってるか分からないw


 さて。
そんな多感な1980年代を過ごしてきた永遠の若者達が集う、
大きなイベントが開催されます!
2023年4月15日の土曜日!

その名も、
VIVA IZU-SHIMODA
LET’S GO! ROCKIN’ROLLIN!

私と同い年のDJ、Ryozoさん達が主催!
日本を代表するロックンロールイベント!
なんと今回はドライボーンズも初出店します!
周りの出店者も友人がたくさん!
泊まりがけのイベントなので現場で酒が飲める!

皆さんで乾杯出来たら嬉しいです!
では来週、現場でお会いしましょ~!
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