2023年の小暑が過ぎました。
酒丸です。
今年も暑いですね…。
また、九州や北陸では線状降水帯の被害が凄まじい。
ニュース映像を見ていると心が痛くなります。
これもきっと、このところの異常気象のせい。
そんな中、私も異常気象の一部を見つけました。
クマゼミ。
これは先週、愛知県に行った際に見つけて撮影したんですが…
そう言えば、今年はまだ地元で蝉の声を聞いていない。
というか、
このところずっと夏場の蝉が静かになっている気がします。
ウチの地元では今、イノシシ被害が深刻。
地中にいるセミの幼虫も、
片っ端から食べちゃうらしい。
(これはセミに関わらず、クワガタやカブトムシも)
異常気象による生態系の変化が、
じわりと足下にきている気がして不安。
そんな中、
コロナ後の生産背景のゴタゴタでやっと上がってきたプリントシャツを、
やっとご紹介。
今年イチオシのアイテムだった、
ハワイアンシャツ「スパイダーウェブ」。
本来なら、
半袖プリントシャツの納期は4月中旬と決まっているんですが…
今年はコロナの影響もあって、
大きく遅れてしまってごめんなさい。
なんと6月下旬、
2ヶ月も遅れて前代未聞(涙)
そんな事実にも関わらず、
バンバン売れていて感謝感謝の毎日です。
グリーン地とブラック地の2色展開。
もう色によっては完売しているサイズもあると報告もあり、
胸を撫で下ろしております。
実はこれから、長袖も入荷してくる予定。
色味や柄が「真夏向けではない」事も相まって、
長袖をご所望のお客様も多いアイテム。
早期にサイズ欠けする可能性が高いので、
早めのご予約等、お願いいたします。
この柄の元ネタは、大正~昭和初期ごろの着物の柄。
実はワタクシ、
ドクロ柄の着物と並行して…
「ロウブローな着物柄」をも集めております。
こういった蜘蛛の巣柄や妖怪柄、博打柄などなど。
結構下品で素敵なデザインが多いのです。
そこで今日は、
数少ないコレクションの中からスパイダーウェブ柄をご紹介。
まずは今回のこの柄。
ちょっと「絞り染め」っぽくも見える蜘蛛の巣柄。
よく見てもらえればわかりますが…
実はこれ、点描画で表現されています。
私はテキスタイルデザイナーとして毎回原画をパソコンで描くんですが…
この柄は大変でした(汗)
描き終えるのに、1ヶ月以上掛かりました。
途中で何度心が折れかけたか…。
それでも今回のように完売サイズが相次いでくれれば、
描いた甲斐があるってものです。
そしてお次はこの柄。
この柄も、覚えている人がいるのでは?
15年以上前に、ハワイアンシャツで興しましたね。
その後、確か浴衣でも作った様な記憶があります。
この柄の浴衣、
欲しかったんだけどあっという間に完売してしまって、
私の分がありませんでした(涙)
そしてもうひとつ。
これも数年前に、
浴衣用の帯で作った記憶があります。
もしかしたら、
まだ何処かの店頭にはあるのかもしれません。
石垣に蜘蛛の巣という、
ちょっと面白い意味深なデザイン。
こういった蜘蛛の巣柄、
実は江戸後期くらいに大流行しているのです。
西洋的な意味で見る蜘蛛の巣とは、
奇怪でおどろおどろしいイメージがありますが…
東洋的なアプローチでは、
益虫である蜘蛛は歓迎された動物であり、
蜘蛛の巣柄は吉兆紋でした。
特に客商売をしている人に好まれた柄で…
蜘蛛の巣とは「餌を捕らえる」という部分から、
「客を捕らえる」という意味にも繋がり、
飲み屋の女将さんや吉原の娼婦などが、
挙って襦袢などに取り込んだ柄でした。
アメリカのモンスターコメディ映画などで必ず出てくる蜘蛛の巣、
今年は敢えて和風に取り込んでみては?
今年はこんな、
蜘蛛の巣柄の伝統工芸品も作ってみました。
房州うちわ「スパイダーウェブ」。
ドライボーンズでなければ、絶対に作らないアイテム。
そしてきっと、
100年後にはすごい金額で取引されると思います(マジで)。
さて。
今週末の7月15日は!!!
毎年恒例のドゥワップディ・パーティ!
場所はいつもの吉祥寺スターパインズカフェ!
17時開場、18時開始です!
この日の為に作った、2023年度のドゥワップディ・パーティ用プリントTシャツはこちら!
この日の会場限定で販売します!
(余ったら、後日直営店にも並ぶ予定)
では皆様、会場でお会いしましょう~!