2023年の霜降となりました。
酒丸です。
つい先日まで「暑くて死にそう」とか言っていたのに…
もう朝晩はかなり寒くなりました。
正に霜降。
空気中の水分が凍って、霜になります。
もう農家でもある私、気を付けねば。
と言うのも…
秋冬野菜の代表格、大根が芽を出したのです!
この写真はもう数日前、
この後間引きをして(間引き菜はサラダで美味しくいただきました)、
もっと株間を空けました。
霜には強い野菜ですが…
昨年の厳寒期には痛い目に遭っているので注意せねば。
さて、そんな冬を迎える前に…
今年も、イチオシのジャケットをご紹介。
もう作り始めて5年目になるこのジャケット、
ダブルブレスト ウールワークジャケット「ヤング・ヴィト」!
この写真は映画「ゴッド・ファーザーpart2」のワンシーン。
主役のヴィト役はロバート・デ・ニーロ。
この時に着ているウールジャケットを再現しているのです!
この形、今年は茶系のネップ入りウールヘリンボーンで企画。
ダブルブレスト カラーネップ ウールワークジャケット「ヤング・ヴィト」。
上の映画での写真と、色もかなり似寄りでしょ?
まずは手前の色、ブラウン。
まずは改めてこのジャケットの説明を書きますね。
この映画の設定は1919年のニューヨーク。
第一次世界大戦後のアメリカ東海岸は、
ヨーロッパからの移民でごった返していました。
戦禍を避け、新天地であるアメリカ大陸を目指したヨーロッパの人たちがたくさんいました。
幼い頃のゴッドファーザーであるヴィトもそのうちのひとり。
ところがまだ子供だったヴィトは、
入国管理局で問われた「What’s Name?(名前は?)」が聞き取れず、
出身地を聞かれたと思って「コルリオーネ(村)。」と答えてしまいます。
そしてパスポートには「ヴィト・コルリオーネ」と記されてしまい…
その後のコルリオーネ村からの移民達を引き受ける立場になっていき、
ゴッド・ファーザーと呼ばれる存在になっていくのです。
子供から青年に成長した「ヤング・ヴィト」は、
非合法なビジネスにも手を染めていきます。
その時に一緒に動いたのが、
冒頭の写真の左側であるピーター・クレメンザ。
生涯の相棒になっていきます。
この非合法なビジネスを始めた時に着ていたジャケットこそ、
このダブルブレストのウールワークジャケットなのです。
デザインとしてはアメリカ的ではなく、
ユーロ調のウールジャケット。
おそらくヴィトが住んでいた界隈は、
イタリア人が集団で住んでいるリトル・イタリーみたいな地域。
イタリア移民が営むテーラーもあったでしょう。
だとすれば、イタリアで流行していたデザインで当然です。
今回見つけたこの2色展開の生地の違いは、こんな感じ。
ヘリンボーン織りの地色が、
ブラックかグレーかだけの違い。
カラーネップが綺麗に織り込まれていて、
冬場っぽく温かみのある素材感。
鋭い目付きをしたヤング・ヴィト。
このジャケットはネップも無ければヘリンボーン織りでも無い。
21世紀のヤング・ヴィトなら、
今年のドライボーンズ製を着ていたかも。
そしてお知らせです。
来たる11/5の日曜日!
南房総市白子にある道の駅「ローズマリー公園」にて、
「あわぶっく市」という大規模な古本市が開催されます!
そこにワタクシ、出店いたします!
なんとフライヤーには、
私がトップで紹介されております(照)!
ドライボーンズで使ってきた服飾系雑誌や秘密結社系書籍、
はたまた海外で購入してきた洋書やバイク関連書籍まで!
膨大な量を「超ウルトラ激安」で販売いたします!
たくさんのご来場、お待ちしております!!