2023年小雪の酒丸。

2023年小雪の酒丸。


 2023年の小雪となりました。
酒丸です。
小雪とは僅かに雪が降る時期、なんですが…
今年は各地でもうドカ雪が降っているみたいですね。
関東南部は未だ小春日和が続いているんですが、
明日の土曜日からは本格的に寒くなる噂。
やっと冬物の出番ですね!

私は先日、地元の古刹に紅葉狩りに行きました。

南房総市千倉の山奥にある、小松寺。
鮮やかな紅葉と銀杏と秋空の共演、
素晴らしかったです。

実はこの池、
「池の水全部抜く!」の番組に出た池だったりしますw
(あの番組、かなり好き)



さて、本日は…
そんな鮮やかな紅葉と銀杏を連想させるシャツをご紹介。
オンブレチェックの、
フランネル2フラップオープンカラーシャツ。

店頭で物凄いスピードで売れており、
このブログがアップされる頃には色欠けサイズ欠けが始まりそう。
でもまずは紹介しておきます。
まずは紅葉のような鮮やかなレッド。

そして銀杏のような鮮やかなマスタード。

ボックス型オープンカラーシャツ、
左右のポケットにはフラップが付きます。
いわゆる、
典型的な1950年代調のシャツ。
そして特筆すべきはこの生地!

直接見て触ってもらえると分かりやすいんですが…
結構肉厚なコットンネル素材で、
更に野太い節糸、
つまりネップが飛んでいるのです!
これが実にカッコいい!

あ、今、最新情報が入りました!
なんとマスタードは完売したらしいです(汗)

なので、もうひと型紹介しておきます!
それはこちら!
プリント・2フラップオープンカラーシャツ!

色はレッド系と…

もう1色はグリーン系。


生地の接写。

見てもらえれば一目瞭然、
プリントで表現したチェック。

個人的に私は、こういった「プリントシャツ」がウルトラ好み!
なぜかというと…
本来は織り柄や編み柄で表現されてきた柄を、
1950年代で初めて「プリントする」という事が始まったからなのです!

例えば、皆が大好きなアーガイル柄。
これも本来はイギリスのアーガイル地方の編み柄で、
伝統的な紋章のひとつでした。
それを1950年代のテキスタイルデザイナーはプリントにしたのです!
更には、やはり有名なネッププリント柄。
あれは本来、日本の伝統的な絣柄です。
それも1950年代のテキスタイルデザイナーはプリントにしました。
それはなぜか?
おそらくですが…
編み地や織りで表現する生地は、
糸の染めからやらなきゃならないので、
とにかく時間が掛かる。
ところがプリントならば版さえ完成してしまえば、
あとは版が潰れるまで半永久的にプリントし続ける事ができる。
これは第二次世界大戦後のアメリカで興った、
大量生産大量消費の序章だったのです!
戦争に勝ったアメリカは、
全世界に散っていた若い兵隊が帰還してきました。
その際、恩給をもらって郊外に一戸建てを持ち始めます。
手持ちの金がダブついてきた若い兵隊達は、
家族や家庭を持ち、
様々な物を消費していきました。
一戸建て、自動車、家具、家電…。
その中には当然、日々の衣類も含まれてきます。
更には家族達の衣類もバンバン買う時代になりました。
するとメーカーは生地作りに時間がかかるアイテムよりも、
大量に作って大量に売れる方が良いので、
先染めよりもプリントにシフトしていったのです!

その後...1960年代前期にケネディ暗殺などの社会不安が広がり、
大量生産大量消費は一旦落ち着きました。
よって「なんでもプリントでバンバン作る」という衣類の時代が終わったのです。
(技術は残ったから、その後のプリントは進化していきます)

つまり「プリントのチェック柄」なんて、
1950年代にだけ大流行してパッと消えた、
時代の徒花のようなアイテムなのです!

今回はそんな生地が、奇跡的にデッドストックで見つかりました。
当然、2フラップでボックス型オープンカラーシャツ、
つまり1950年代を代表するようなデザインに落とし込むでしょ!

こんな熱い想いが籠ったこのシャツ、
色欠け・サイズ欠けが始まる前にいかがでしょうか?



さて。
地元で農業を手がけ始めた私。
諸事情があって、初めて出荷した農産物は「柚子」!

こんな感じで店頭に並んでおりました!
これからもどんどん色んなアイテムを、
無農薬・有機肥料で作っていきます!
もうそろそろ各店舗に「ニッキ葉茶」も並ぶ予定!
是非お買い求めくださいまし!

ではまた!

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