2024年小寒の酒丸。

2024年小寒の酒丸。


 明けましておめでとうございます。
酒丸です。
こちら千葉県最南端の館山は、毎日快晴。
午前中ならば、海岸に行けばくっきりと富士山。

アップで。

そしてその後は神社に初詣。

昔から通っている鶴ヶ谷八幡宮の社殿天井には、龍百態。
この木彫りは初代後藤義光の作品。
大迫力の今年の干支。
そしてこのタイミングで2024年の小寒となりました。
小寒とは、一年の中で一番寒い「大寒」の手前。
これから一番寒い時期に向かうぞ、という頃。


 さて。
そんな一番寒い頃なので、
一番暖かい印象があるセーターを紹介。

先月末ごろに発売された雑誌「クラッチ」

皆さん見ていただけたでしょうか?
冒頭にはヴィンテージに五月蝿い人達のコレクションがずらり。
そんな中のひとりにワタクシも選ばれておりました。

1950年代のフィッシング柄カウチンセーター。

その昔はシャチだのサメだのという名前も付いていましたが…
そもそも1950年代のカウチンセーターの大半は、
アウトドアスポーツ衣料というカテゴリー。
よってスポーツ柄な訳です。
ダック柄ならハンティング、
ホース柄ならライディング、
ウエスタン柄ならダンシング。
よってシーバス柄ならフィッシングなのです。

まぁこのカウチンセーターについての蘊蓄は、
雑誌クラッチで読んでみてくださいまし。

実は私、
カウチンセーターはコレクターと呼ばれるくらい持っています。
なので、こんな所有の仕方もしているのです。

なんと色違い。
そして切り替え違いでもあります。
このフィッシング柄カウチンセーターは、
ヴィンテージでも色違いが豊富にあることでも有名。
今回のブログに掲載するネイビーやオフホワイト以外にも…
サックスブルーやイエローグリーン、ブラックも見た事があります。
ところがいかんせん、ヴィンテージなので…
程度があまり良くなかったり、
サイズが全然小さかったりで、
買えない事が多かったのです。

このオフホワイトの個体は、
もう十数年前に名古屋の名店だったキックアウトヴィンテージで購入。
最大の購入理由は、この切り替え配色!

ネイビー単色の個体とは違って、
前立てと裾周り、袖口リブが切り替えられているのです!
斬新!
ただし、けっこう派手に見える。
なので…
ドライボーンズでは、
こんな切り替えにしてみました。


カウチンセーター「シーバス」。

前たての切り替えは無しにして、
裾周りと袖口リブだけ配色に。
こうする事で襟とのバランスも取れて良い感じ。
また、こんな色味も。

私が過去に一度だけ見た事がある、
幻のブラックバージョン。
魚のボディは赤が褪色してオレンジ色っぽくなっていたので…
それすらも再現。

2024年は、これから「大寒」へと向かいます。
こんな陽気で温かいニットジャケット、
いかがでしょうか?
残りわずかでございます。
お早めに。


 そして…
この件についてもちょっとだけ触れておきます。

元旦である1月1日16時過ぎ。
日本中が一年で一番ゆったりしている日時。
ここを狙いすましたかのような大きな揺れ。
能登半島大地震。
震源になった石川県珠洲市では震度7!
日本列島フォッサマグナを挟んで、
対になるような我が街館山市でも、震度3。

実はこの石川県能登半島珠洲市は、
千葉県房総半島館山市と酷似(赤丸参照)。
勝手に親近感を持っていて、
数十年前に両親を連れて家族旅行に行ったこともある場所。
名湯加賀温泉でゆっくりして、
輪島の朝市をひやかし、
珠洲市で塩作りの現場も見学。

似たような地形なので、
今の段階では少ない主要道路もほとんど通れない状況だと理解。
2019年の房総半島を襲った台風でも、
似たような状況になり陸の孤島と化しました。
そこへ今回は、
土砂崩れや津波の襲来、
海岸線の隆起なども起こっていると聞きます。
とっても心苦しい。
これから大寒に向かいます。
避難所生活も厳しさを増すでしょう。
こちら側の人間としては、
道路や港が使えるようにならないと物資も送れない。
なのでとりあえず、気持ちだけでも送ります。
物資輸送ができるようになれば、すぐに動きます。
もう数日が辛抱だと思います。
日本の災害復興に対する能力は凄いのです。
あの関電工の車の夥しい数、
迷彩柄の自衛隊のトラック群、
心強かった事を今でも覚えています。
心に希望だけは持っていてください。
日本中が「何かしたい」と思っています。

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