2024年の雨水を過ぎました。
酒丸です。
雨水を過ぎたので、
これからは本格的に春が訪れてきます。
つい先日、
皆さんより一足先に春を愛でてきました。
地元ではもう桜が満開になっている場所があるんです。
はい、ドーン。
もう完全に満開。
竹燈が灯る通路も、水仙と桜の共演。
遠くの山肌まで、ずっと満開の桜で覆われていました。
もう完全に春。
なので本日は、春の装いをご紹介。
まずは先に、この書籍を案内しておきます。
知っている人も多いかとは思いますが…
改めて。
書籍名は「TAKE IVY」。
アイビーブランドとして日本でピカイチだったVANが、
販促用として製造販売した、
いわゆる「アイビーの入門書」的なバイブル。
VANの創業者である石津謙介氏が1965年に出版。
アメリカの名門8大学を取材し、
アイビーの着こなしを写真の収めて出版されました。
その後、何度も復刻された有名な本。
私(酒丸)は、1965年生まれ。
この本が出版された年に生まれています。
物心ついた十代の頃、
街にいるオシャレな先輩は、
アイビーファッションに身を包んだ人達も多数。
そんな中、
そのアイビーファッションを不良っぽく着こなしたロックンローラーも現れてきたのですが…
それはまたいつか話しますね。
今回は、このTAKE IVYから。
この本の中のワンカットにこんなスナップが。
一番左の男性にご注目。
黒地のスポーツジャケットで、
見返しがホワイト。
これはおそらく、リバーシブル。
1着で2倍の着こなしが楽しめる、
そんなジャケットを作ってみました!!
それがこれ!
スモールチェック・リバーシブルスポーツジャケット。
実にクラシックでアイビー調な細かいチェック。
これがレッド基調。
こっちがチャコール基調。
腰に両玉縁ポケットがついた、
いわゆる一般的なスポーツジャケット。
チェックの柄はこんな感じ。
チェックとはいえ、
地色プラス単色のチェック。
着易さは抜群、実にアイビー調。
そして更にリバースして着る裏面。
左胸の…
中間よりチョイ下に付く片ポケ。
どこかで見た様な記憶が。
そう、某デニムブランドのファーストタイプと呼ばれるジャケットを意識してみました。
片ポケ+フラップでボタン留め。
素材はコットンピケでワーク調。
チャコール系チェックの裏は、
クリーム色のピケ。
ピケの畝がストライプっぽく見えて、
清涼感があります。
レッド系チェックの裏は、ジェットブラック。
一転して悪そう、
そしてロンドンテイストにもなりますね。
素材のアップ。
アイビーファッションとは...
1920年代のアメリカ8大学を中心に興ったスタイル。
古き良きアメリカを復興しようと言うアメリカンエリート達が、
イギリス名門の大学生の服装や当時のアメリカンワークスタイルから構築していきました。
バックストラップを多用したり、
ピケやツイルなどのワーク系素材が多いのも、そこら辺が理由だったりします。
TAKE IVYを意識してアイビー調で着こなすも良し。
ピケ素材側でワークスタイルを打ち出すも良し。
ブラックでロンドンテイストもあり。
1着で何倍もの着こなしが出来る、
お得感満載のジャケットがリリースです!
さて。
桜が咲いて春で暖かくなって、
良い事づくめなんですが…
急に暖かくなったので、
ウチの畑にはまだ冬野菜が意外と残ってしまっており(汗)
コカブにブロッコリー、
ニンジンに白菜、ほうれん草…。
早く食べ切って、夏野菜を作らなきゃ。
ではまた。