2024年の春分を過ぎました。
酒丸です。
春分とは昼夜の長さが等しくなる日。
つまり、
これから夏至まではどんどん昼の時間が長くなっていきます。
昼間の時間が長い方が、
体の調子が良い様な気がしますよね。
日光を浴びる事によって体内にビタミンDが生成され、
免疫力が上がるからなんでしょうね。
もう冬野菜の収穫も大半が終わり…
ビタミンDを体内に生成すべく、
一気に畑を耕しました。
我ながら、良くやったと褒めてあげたい!
もう汗だくになって夏野菜の準備が完了。
次の日、筋肉痛で丸一日ふいにしました(涙)
さて、そんな訳で…
これからの汗をかくシーズン突入前にご紹介!
初めて作った…
オリジナルテキスタイルデザインバンダナ。
まずはアーガイル柄!
四方をグルリと連続したアーガイルを描き、
四隅には菱形とドットでアーガイルを表現。
そして中央に向かう細かなアーガイルも飛んでいて…
中央にはドーンとブランドロゴを描いてみました。
みなさんご存知の通り、
元ネタはこのアーガイルシャツ。
天下御免のロックンロールアーガイルシャツ!
この柄、
過去にどれくらいヴィンテージを手に入れて、
どれほど販売しただろう?
過去にあらゆる形をリプロで作り、
様々な配色で量産もしてきました。
結果として膨大な量のテキスタイル版下が残っており、
それを有効利用させていただきました。
本来のヴィンテージアーガイルは地色プラス3色を使用。
バンダナの場合は地色プラス2色までが経済的。
配色の組み方にちょっと手こずりました(汗)
しかも…
オリーヴドラブやカーキ色の地色で描いたのは、
きっと初めて。
色んな意味で新鮮!
もうひと柄はTIKI柄!
元ネタはやはり、
ご存知このコーデュロイプリントシャツ。
この胸に入っているTIKI柄が四方を囲みます。
そして四隅に描かれているティキマグは、
これが元ネタ。
西暦2000年代に私が描いてハワイアンシャツにした、
ティキマグ柄を再利用!
中央には1950年代のティキバーブックマッチ柄を拝借。
ここで改めてバンダナについて詳しく考察。
バンダナとは本来、
汗を拭ったり埃を防ぐ為に作られてきました。
基本的には正方形(実は若干の長方形)で、
コットン薄手の生地幅で2枚取れる様な形状。
正確な数値は23インチ(58.5mm)×22インチ(53.3mm)。
当時は抜染捺染と言って、
地染めした後に柄部分を抜染し、
更にもう1色捺染して3色で表現していました。
そうする事で裏から見ても表から見ても同一に仕上がるのです。
ところが。
今の日本では、抜染に使う溶剤が公害指定されてしまっており、
認可された大規模工場でないと行う事が出来ません。
なので…
抜染捺染と全く同じ見え方をしつつ、
非常に高度な技術で染め分ける、
「毛抜き合わせ」という手法で染めております。
この方法で一番有名なのは、
映画の大判ポスター。
裏と表、
同じ絵柄で逆転している版を生地を中央に配置してピッタリと合わせます。
そうする事によって、
裏から見ても表から見ても同じ柄が出る様にプリントされます。
映画用大判ポスターは窓に貼られる場合も多い為、
光が差し込んでも柄が反転せずに見える様に作られているのです。
この手法を生地に持ち込んで実現させた人、
神様の様な天才!
なので…
このバンダナには「神の目」が記されています。
FAST COLOR ALL COTTONの記述と共に「万物の目」。
ALL SEEING EYEと呼ばれる紋章で、
「ALL」に引っ掛けたダジャレでもあります。
またバンダナとは大判の四角い生地なので…
広告媒体としての役割も果たしてきました。
ワークウエアブランドのロゴはもちろんの事、
観光地名が描かれていたり、
政治家のコマーシャルや国威掲揚にも使われてきました。
フロリダとか、
ルーズベルトとか、
アメリカ海軍とか。
なので中央には気をてらわずに「DRY BONES」。
ぜひお土産品としてご利用くださいまし。
さて。
私が地元館山で営んでいる「神明農場」という農業加工品製造。
今までニッキ葉茶を生産して、
色々な人に楽しんでもらっています。
そして第二弾として…
ドライローレルをはじめました!
もう地元館山の道の駅「グリーンファーム」に並べております!
ローレルとは月桂樹の葉の英語名。
ちなみにフランス語だとローリエ。
なので…
周りにはぐるりと月桂冠、
中央の影絵には往年の日産ローレル(の後ろ姿、通称ブタケツローレル!)を描いてみました。
Laurel DRYのフォントも、ほぼ丸パクリ。
なんだか芸風が、ドライボーンズと同じwww