2024年穀雨のの酒丸。

2024年穀雨のの酒丸。


 2024年の穀雨を迎えました。
酒丸です。
「穀雨」とは…
「春雨が降って百穀を潤す」という意味。
この時期、晩春の雨はたくさんの穀物を育てる、
という意味です。
それを証拠に、
我が神明農場でも作物が収穫され始めてきました。
今は蚕豆が出荷の真っ只中!

防曇袋に梱包してステッカーを貼って…

道の駅「グリーンファーム」に納品してきました!
売れてくれるといいなぁ。

 さて、そんな穀雨の中…
実に2018年から、
8年ぶりの入荷となるワークシューズが再入荷しました!
ユーティリティワークシューズ「ジョージ」!

ブラックと…

ブラウンの2色展開です。

このユーティリティワークシューズには、
元ネタがあります。
それがこれ、
レッドウィングのワークシューズ、フォアマン。

インソールの刻印。

名門の証がしっかりと刻まれております。

もうかなり昔に手に入れたものなので、
どれくらい古い靴なのか?分からないのですが…
かなり初期から生産し続けているモデルらしく…
1950年代には存在していたらしいです。
ただ、その頃は鳩目が5対だったらしい。
私が持っているこの個体は4対なので、
その後の1960年代以降に生産されたものなのでしょう。
ちなみに現在でも生産されているらしく、
現行モデルは鳩目が5対に戻っているそうです。

ドライボーンズでは、
このフォアマンをたたき台にしつつ、
今の日本人でも履き易くカッコよく見える形に進化させました。

一番の特徴を、写真撮影してみました。

ヴィンテージのものよりも、
ちょっとトゥの形状を丸っこくしてみました。
また、ヴィンテージは足入れがあまり良くなかったので…
4対のハトメにして足入れ口をちょいと広く、
また、若干下にカーヴさせて総長を出してみました。

そして一番の特徴はここ!

まぁ「ここ」って言われても分かりづらいですよね…。
なので図解説明。

この外羽根式の腰革部分が、
センターでピタリと合うのです!

紐靴は大きく分けて外羽根式と内羽根式に分かれます。
傾向としては…
内羽根式はブリティッシュ系の革靴に多く、
ストレートチップやコンビのウィングチップによくみられる形。
対して外羽根式はアメリカンな革靴に多い傾向。
フローシャイムやレッドウィングは外羽根式が多いですね。
どちらも一長一短があるのですが…
騎馬民族出身の欧米系の人たちに比べ、
農耕民族であるモンゴロイドは足の形が「甲高段広」なのです。
なので、この腰革の部分が大きく開いてしまう。
そうすると、見え方として非常にカッコ悪い。
なのでドライボーンズとしては…
各パーツに数ミリのパターン修正を加えて、
この腰革がピタリと合うように裁断しているのです!
なので履いている時もピッタリフィット、
しかも見た目がキリッとしていて美しい!

ドライボーンズのワークシューズは、
エレガントさすらも追求したいと思っております。

ちなみにこの靴の名前は「ジョージ」。
ヴィンテージレッドウィングは「フォアマン」。
繋げると「ジョージ・フォアマン」になるのは偶然?


 先日、このブログ用にフォアマンを探しに倉庫へ行ったら…
もう30年以上前にL.A.レドンドビーチのレッドウィング直営店で購入した自分用のワークシューズが出てきました。

おそらく日本未入荷、
激レア種でしょ?

甲部分のハードカバーにはしっかりとレッドウィングと刻まれております。
車に踏まれても全然大丈夫なこのカバー。
ハードなギアチェンジ(バイク)でも傷ひとつついていません。
ワークシューズの奥行き、
本場アメリカには面白いものがたくさんあります。

ではまた。
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