2025年小暑の酒丸。

2025年小暑の酒丸。


 2025年の7月に入りました。
今月の7日が小暑となります。
小暑とは、大暑の前。
本格的に暑くなる直前、
これから夏本番。
我が神明農場でも、
徐々に夏野菜の収穫が始まってます。

ミニトマト、ピーマン、
きゅうり、ルッコラ…。
これからナスやオクラ、
モロヘイヤや落花生など次々に収穫予定。
夏は収穫が多くて楽しい。
そして夏といえば…
ホラーもの。
私は個人的に最近の日本のホラーは怖過ぎて観られないんですが…(汗)
アメリカもので古い時代設定の物は、
衣装も含めて大好物。
なので今日はそんな出だしでご紹介。

 

 おすすめのホラーはこれ!

サム・ライミ製作総指揮の、全22話のサスペンスホラードラマ。
内容としては…
ツインピークスみたいな不思議さがありつつ、
もうちょっと直接的に怖い(変な表現:汗)
そして何が良いって、この主役の少年「ケイレブ」の衣装
設定はアメリカ南部の田舎町、(架空の)トリニティという町。
年代は具体的にはなっていないけれど、
想定としては1960年代~70年代。
主役のケイレブは10歳という設定。
つまり田舎町の小学生という事。
この演出にバッチリ役立っているのが、
ボーダーTシャツなのだ!
22話中、ほぼ毎回違うボーダーTシャツで登場するケイレブ。
そのボーダーTの素敵さに心が鷲掴みされる~!

なのでブログ読者の為に、
ヴィンテージボーダーTシャツの紹介をしてみる。
例えばこんな感じ。
1955年のストア系カタログから。

下の段一番左端はジャカード。
全部、配色が素晴らしい!
毎日、こんな色味のボーダーTを着たい!
そして今度は1958年。


上は太いピッチの3色使い。
下の左は胸のボーダーが別で切り替え!
これは手間がかかってるなぁ!
更に1967年。

もう白黒ページでした(汗)
この年代になると下火なんでしょうね。
しかも1種類しか載っていませんでした。
つまり…
アメリカンゴシックのケイレブは1950年代後半くらいの時代設定なのかも

 こんな感じの先染めボーダーTシャツを作ってみたい!
しかも、当時っぽくマルチボーダーが着たい!
と思い立ち…
個人的なコレクションを撮影してカットソー生地屋さんに打診。

上はベロアで縦ストライプ、マルチ!
左は総柄プリントボーダー、しかもネイティヴ系。
右は有名なHANG-TEN。

続いてベロア3パターン。
こういった配色、大好物。
いつか作ってみたい。

これは裏毛(つまりスウェットシャツ素材)。
こういった素材での先染めはかなり珍しい。

これは超スペシャルのパイル素材。
こんな配色、いつになったら出会えるんだろ?

 などと「配色配色」とうるさく言っていたら…
やっと生地屋さんが探し出してきてくれました!
なので久しぶりに登場、
ボーダーポケットTシャツ!

その名の通り、
胸には柄合わせされたポケットがつきます。

この襟リブの縫製に気付いてください!

生地の目が斜め45度になっているのが見えますか?
これは1950年代くらいまでの特有な縫製仕様。
円筒のリブ地を蚊取り線香のようにぐるぐると斜めに裁断、
それを両端を巻き込みながら縫い付ける事で、
生地自体のテンションで伸縮させているんです。
まだゴム入り糸が高価だった頃の知恵。
そしてヴィンテージを見分ける際の指標でもあります。
色味は…

ベージュ地にネイビーとマスタードの細いマルチボーダーと…

チャコール地にワイン色とオフホワイトの細いマルチボーダー。

細やかなアイテムながら、
思い入れや1950年代当時の縫製技術などを積み上げた、
珠玉の逸品となっております。
当然、私は両色ともゲット。
これだけマニアックに作ると、
ほとんど街中で被ることはないと思います。
(ボーダーTって、ナショナルブランドだと街中で被ってカッコ悪い)
小暑のお勧めです!


 ブログの最初の方に紹介した、
神明農場で収穫された今年の夏野菜たち。
こんなに美味しく調理しました。

まずはピーマン。
フォークで実をブスブス刺して(破裂防止)、
そのままフライパンで素焼き。
焼き目が付いたら器に移して麺つゆをかけて鰹節。
猛烈に美味しい!

キュウリは、すりこぎで叩いて割って、塩揉みして10分寝かす。
その感、器に鶏がらスープやニンニクチューブ、ちょっとの砂糖とツナ缶ひとつ。
これらを全部混ぜて完成、あっという間。
これもやばいくらい美味しい。
こっちも小暑のお勧めです。

ではまた。

 

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