Border Pocket T-S

DC-720   Border Pocket T-S

Cotton  100%

1950～60年代のアメリカで大流行し、その後ユースカルチャーの代名詞となっていったボーダーTシャツを企画。

1950年代、特にティーンエイジャーの間で大流行したボーダーTシャツ。

前期には太いボーダーの２色使いが主流でしたが、時代が下るに連れてボーダーのピッチは細く不規則になり、また色数も増えていきました。

1950年代後期には10mm未満のボーダーに意匠あるカラーを配置し、その間を太いボーダーで埋めつつ際にはさらに細いボーダーを配置する、という3～４色使いの柄が主要に。

有名な映画では「スタンド・バイ・ミー」の主人公ゴーディ（時代設定は1959年）がレッド系マルチボーダーを着ています。

私のお気に入りでは、アメリカの連続ドラマ「アメリカン・ゴシック」（サム・ライミ製作総指揮のホラー：時代設定不明）に出てくる主人公のケイレブ。

ほぼ毎回、鮮やかな配色の違うボーダー Tシャツを着て登場します。

そんなクラシックな雰囲気を持つボーダーTシャツを、当時の雰囲気で再現。

素材は40番手双糸のコットン天竺素材。

柔らかな肌触りと抜群の吸汗性が、直に肌に触れる素材として嬉しい着心地。

胸に付くポケットは柄合わせをしています。

伸縮性がある天竺素材は柄合わせが難しいのですが、腕の良い縫製技術士さんが上手に始末してくれました。

また、身頃生地は敢えて若干「後ろ肩」に裁断縫製しています。

肩の張りや動きを重要視した、当時の裁断縫製技術です。

襟リブには20番手のフライス使い。

このフライスは斜め45度に裁断し、それを挟み込んで縫い付けています。

フライス自体が持つ伸縮性を活かしたリブ付け方法で、1950年代くらいまでの縫製技術です。

映画やドラマの中の主人公の様に1枚で着ても充分に存在感があるTシャツですが、インナーとしてデニムジャケットやスポーツジャケットにも合わせ易いTシャツ。

色違い・柄違いでバリエーションが欲しいアイテムです。