2023年寒露の酒丸。

2023年寒露の酒丸。


 やった!13日の金曜日のブログ担当!

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それはさておき、2023年の寒露となりました。
寒露とは、草花に降りる冷たい露の事。
正に今週頭から、急激に涼しく寒くなりましたね。
逆に言えば、それだけ今年の夏が暑すぎたのでしょう。
先日、面白いグラフが発表されました。

この100年間くらいの、東京の気温。
一番上が1901~1920年夏の日毎の平均値。
この間、26度を超えた日は一度も無かったらしい
中央は2001~2020年の数値。
この4ヶ月間で26度を超えた日が半分を占めているらしい!
そして下段が2023年夏の数値。
30度以上になった日が90回!
今年の夏は別格だった事が判ります。
やっとやっと、涼しくなってきて…
服を着こなす事が楽しい時期になってきましたね!


さて。
そんな中なので、満を持してのシャツ紹介です!
まずはこの写真をアップ。

そう、相変わらず大好きな映画「グッドフェローズ」。
この映画に於ける衣装の役割については、
以前のブログ「2023年雨水の酒丸。」で力説したのでそっちを読んでみてください。

そのブログ内の後半で、
こう書いています。
「そしてグレーやクレリックも、お楽しみに(まだ内緒)」。

そして約半年を経てこの秋、
やっとラインナップできたのです!

まずはこの写真から紹介。

イケイケヤクザのトミーが、
ルフトハンザ航空現金強奪事件の計画を練る時に着ていた…
グレーのロングポイントカラーシャツ。
デッドストックで発見したこの生地、
正にこの映画内でトミーが着ていたグレーと同じ色!
それがこれ、
イタリアンワイズガイカラーシャツ「トミー」!

映画通り、超ロングポイントで極狭の襟型。
映画上の設定通り、
ゴツいカフスを付けて欲しいのでダブルカフス仕様。

上の写真でも、
直径2センチくらいの大きいカフスボタンをしていますね!
ジョー・ペシはどちらかというと小柄な俳優なので…
襟の長さやカフスの大きさがより際立って見えます。
これもおそらく、スコセッシ監督の狙い通り。

そしてさらに、こっちの写真も!

主人公ヘンリーが着る、
ブラック&ホワイトのクレリックカラーシャツ。
再現しました!
名付けて…
イタリアンワイズガイカラーシャツ「ヘンリー」!

ホワイトの襟とカフス、
身頃はブラックの高番手高級シャツ生地で製作!

この映画に出てくるイタリアンマフィアの面々は全員がダブルカフスなのに対し、
主人公であるヘンリーのみがシングルカフス。
これは、
父親がアイルランド系だという映画の設定が、
影響していると考えています。
なのでここは忠実に再現。

さらにさらに!
デ・ニーロ扮する兄貴分のジミーは、
劇中でこんなシャツを着ています。

襟型は若干カーヴがかかったクラシックなデザインの襟。
そして…ランダムなストライプに目が行きます。
なのでピケ素材を使って製作してみました!
クラシックレギュラーカラーシャツ!

生地をよ~く見てみると…

細かな畝が刻まれているピケ素材。
そこに先染め糸でネイビーとグレーが織り込まれています。

映画の中では…
組織内で中枢に居るも、
イタリア系ではないばかりにトップには立てないジミー。
それを自覚しているからか、
仲間のトミーやヘンリーを強く推していきます。
が、ルフトハンザ航空現金強奪事件から組織そのものの結束が崩れていき…

こういったストーリーを、シャツで表現させているこの映画!
すごいんです!

これで主役級三人分の衣装も揃いました。
後は皆さんが、
秋の訪れと共におしゃれを楽しんでください。
どれも生産数が少ないので、
お早めにお願いいたします。


 別件。
神明農場という名で始める予定の農産物販売。
夏野菜の終わりと共に雑草を全部処分しました。
そうしたら…
雑草の中から、
春に植えた落花生が出てきました。
引っこ抜いてみたら…収穫できました!

大半は鳥に食べられちゃったみたいですが、
雑草のお陰で死角になった部分があったようです。

房州名物の茹でピーナッツにしてみました。
少量だったのであっという間に食べきっちゃいましたが。
来年はもっと作れると良いなぁ…。
そっち方面も、色々と頑張らなくちゃ。

ではまた。

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