2023年秋分の酒丸。

2023年秋分の酒丸。


 2023年は9月23日が二十四節気で言う「秋分」。
もう1週間近く過ぎちゃいましたが…
本日9月29日は中秋の名月ですね!
みなさん、夜空を見上げて名月を拝みましょう。

そしてドライボーンズ直営店では、
秋の恒例「ガラガラポン」を開催中!

秋分といえば、秋のガラガラポン!
中秋の名月といえば、秋のガラガラポン!
超お得なくじ引き大会です!
皆様のご来店をお待ちしております!

 

 


 そして今回の酒丸ブログは…
つい先日再入荷してきた、
大人気のU.S.N.N-3ユーティリティジャケット
&トラウザーズについて書いてみます!

実はこのジャケット&トラウザーズは、
今年の春物として2月くらいに入荷してきたのですが…
なんとオンラインショップに掲載する前に完売してしまった大人気商品でした。
やっと9月になって再入荷してきたので…
ちゃんと商品説明しておこうと思います。

まずはいつもの様に、ヴィンテージの解説をば。

これが私が持っているヴィンテージのジャケット&トラウザーズ。
ジャケットの方は、経年変化の色が非常にカッコいい。
オリーヴドラブが褪色して、
ちょっと白っぽくなっているのが素敵。
ただ…至る所に茶色いシミが(汗)
これって、どう考えてもアレですよね(血痕/大汗)
大人になると、なかなか着られない(涙)
そしてトラウザーズの方は…色味がまだ新しい。
そしてこれは1950年代の個体で、
ボタンも付け替えられていて脇線も縫い直されており。
つまり、セットアップとしては非常に着難い。
「どっちも完品が欲しい!」と、
長年温めておいた企画なのです!

まずはジャケットの方を紹介!
正式名はU.S.N.N-3 Type Utility Jacketと言います。
ユーティリティジャケット、
つまり作業服(ワークジャケット)という事。


洒落として…ドライボーンズ謹製ミリタリーネームが付きます。
更に、ネイビー物ですよと証明するプリントネームも。

ここに崩れたブロック体で名前を入れると、それっぽい。

ちょっと見辛いかもですが…
身生地として使われているヘリンボーンツイル。

オリーヴドラブが経年変化で褪色した感じが、
非常にヴィンテージっぽくてかっこいい。

前開きの一番上のボタン部分。

このボタンは月桂樹柄のワンスター。
USネイビーの作業服なので、
塩害で劣化して錆びている雰囲気を加工で表現。
ヴィンテージではこの月桂樹ワンスターの他に、
U.S.MARINE CORPSの刻印があるものもあります。
そしてこのジャケットのポイントのひとつである、
襟と襟の間のスペース。
本来ならばここはかっちりと合っているものですが…
わざと4cm近く離しているんです。
襟周りに余裕を持たせているんでしょうね。
さすが戦艦での作業服。

ポケット。

このジャケットは基本的にはカバーオールと同じなので…
この胸ポケットもカバーオールを踏襲したスタイル。
ダブルステッチで取り付けられ、
ペンホルダーが付いています。
秀逸なのは「U.S.N」のスタンプ。
これは近所のハンコ屋さんで製作しました。
このUSNスタンプには多くのバリエーションがあって、
年代や衣料の種類によっても結構変化している様です。
個人的にこのフォントが好きで、
敢えてこのスタンプにしました。
実はこのフォントは…

このフライトジャケット、
M-421A Type Jacketの内ポケットで使われているフォントなのです。
このジャケットは1940~43年にしか作られていないレア種。
つまり、このスタンプが付くN-3ジャケットは、ほぼ存在していないはずなのです。

続いてトラウザーズの方。
正式名はU.S.N.N-3 Utility Trousers
つまりこっちもワークトラウザーズ。

向かって右側に、同じU.S.Nスタンプ。
下が丸型になっているアウトポケットが象徴的です。
ベルトループセンターは、敢えてオフセットにしております。

正面から。

シルエットは、ほぼチノパンと同じ。
ただしポケットがカーヴしているので、
よりカジュアル色が強い感じ。
ものも出し入れしやすい形状です。

フロントボタン。

第1ボタンはジャケットと同じラスティ加工の月桂樹ワンスター。
それより下はブラック艶消しのドーナッツボタンに。
塩害被害が出ない様な加工がされている可能性も考えました。
秀逸なのは見切れているパイピング。
本来の軍物ならば、
この部分の縫製はロックミシンでガーっと縫われています。
ドライボーンズは敢えて、
丁寧にパイピング始末。
メンズクロージングとしての矜持。

上記の様に、
こだわりが詰まったU.S.N.N-3ユーティリティ上下。
もちろん上下で着てもカッコいいんですが…
シーンに合わせてセパレートに着るのもイカしています。
ジャケットのインナーに小綺麗なシャツを着てウールトラウザーズとか。
丈の短いデニムジャケットにこの色のトラウザーズもマッチします。
上下持っていると、合わせ方はほぼ無限大。
楽しんでみてください。

 


 そして最後に、ワタクシ代表酒丸からのご報告。

私、実は故郷である千葉県館山市に移住してから、
やりたいことがあったのです。
それは…
ドライボーンズの服作りと同じ様なこだわりを持って、
農産物を作れないか?という事。
また、亡き父が残した庭や畑、
樹木があるので有効利用できないものか?と考えていまして…

まずはやっと、第一弾のサンプルまで漕ぎ着けました!

庭のニッキの木を利用して作ったハーブティー、
「ニッキ葉茶」!

こんなパッケージです。
完全無農薬、効能たくさん(書いちゃいけない)。

そして私が始める農産物ブランドは、
このシールが付いてます!

神明農場と言います。
(英語にするとIlluminati Of God Farm、略してI.O.G.F.)
もうちょっとしたら量産できそうなので、
各直営店にて展開していこうと思っています。
乞うご期待!

ブログに戻る