Dry Bones
Hand Stitch Open Shirt
Hand Stitch Open Shirt
DS-2698 Hand Stitch Open Shirt
Rayon 100%
再入荷しました!
1940~50年代に大流行した、レーヨン無地のオープンカラーシャツを元に企画生産。
第二次世界大戦で圧倒的な戦勝国になったアメリカでは、多くの国民に余暇という概念が生まれ、スポーツをしたりリゾート地に行って寛ぐという過ごし方が増えました。
そういった時に「ネクタイをしない襟型のシャツ」が持て囃される様になってきました。その中でも人気だったのは「ひと手間かかった高級なシャツ」だったのです。
素材は当時最先端だった「人工的なシルク」といわれたレーヨン。
左右2つのポケットにはそれぞれフラップが付きました。
さらにそのフラップと襟には、ハンドステッチを模した飾りステッチが施されました。実際に手縫いでのハンドステッチが入っていたのは1940年代後期までで、その後は「ハンドステッチっぽいステッチを入れる刺繍ミシン」が開発されました。
結果的に大量生産できる様になり、1950年代には老いも若きも皆、男性はこの手のシャツを着る様になりました。
そんなさなか、1950年代中期にはロックンロールという音楽が生まれ、ウエスタンジャケットやリゾートジャケットのインナーにこのシャツがコーディネイトされる様になります。
斯くして、膨大な色展開を持つ無地のハンドステッチ・オープンカラーレーヨンシャツが量産されました。
この当時のモノを参考にしつつ、現代の日本人にも合う様にアレンジして企画。
当時は大量に生産する為に、縫製上の手間を省くべく左右の脇線巻き縫いを逆にしていました。「右前高左後高」といわれる縫製がそれに当たります。
こうする事で、重い素材のレーヨンを一度脇線を縫ったらミシンから抜いてさらに逆側を縫う、という手間が無くなりました。
ミシンの上で半回転させれば反対側の脇線に取り掛かれるのです。
また、襟やフラップは当時も袋縫いでした。これはステッチを入れない事でリゾーティでスポーティに見え、尚且つハンドステッチが活きる為です。
そして更に秘密をひとつ、書き出しておきます。
1950年代当時のこの形のシャツは、襟がまっすぐに伸びるロングポイントでした。ドライボーンズの襟型は、途中から微妙にカーヴさせ剣先で急カーヴを描きます。
こうする事でなで肩が多い日本人の体型をフォローしています。この襟型を作る為に、縫製工場で専用の金型まで作りました。
素材は当時のものと同じくレーヨンですが、より高級感・ドレープ感をアップさせる為にレーヨンツイル素材を選択。平織と違って綾織で重量もある為、しなやかなドレープが生まれます。
さりげない無地のシャツですが、ヒストリーは膨大で数多くのサンプルから研究を行い、実際に長い経験値を積み上げてきました。
珠玉の逸品を羽織ってみてください。
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