W Gusset Ringer T-S

DC-709　W Gusset Ringer T-S

Cotton 100%

NATURAL は完売しました。
38・40・42サイズは完売しました。

1940年代頃までの半袖スウェットシャツをイメージして企画。

この当時、アメリカの学生の間でスポーツウエアとして着られていた半袖スウェットシャツ。30番手のコットン表地に10番手の裏毛が付き、起毛された服です。

乾燥しているアメリカ大陸ならば汗を吸うためのスポーツウエアとして良いかも知れませんが、湿度の高い日本では半袖裏起毛スウェットシャツはあまり着る機会が無く、コレクターの間でだけ流通している「難しい服」でした。

更にそこに前後ダブルガゼットが付き、リブパーツを色変えしているものなどは激レアアイテム。

ならばそんな激レアアイテムを、日本の気候に合わせて再構築してみようと思った次第です。

生地は14番手のコットン天竺、ゴツい生地で透けたりはしませんが一重なので吸湿性も高く快適です。

リンガーTシャツと同じ様に、襟リブと袖口リブだけ色を濃色に変えてアクセントにしてみました。

更に前後ダブルにガゼット（V字のリブ切り替え）を付け、クラシック感をアピール。因みにガゼットとは…日本では「汗止め」などと呼ばれる事もありますがそれは都市伝説。

本当は、まだスパン糸（ゴムが心棒となっている糸）があまり開発されていない時代、頭を通すための襟リブがあまり伸びなかった為に、身頃にV字に切り込みを入れてリブ地を嵌め込む事で、脱ぎ着をしやすくしたのです。

斯くして、1940年代の半袖スウェットシャツの様な目的を持って、なおかつ日本で快適なスポーツウエアを完成させました。もちろん夏場に一重で着ても存在感がありますが、上着にネルシャツやデニムジャケットなどを羽織ってアメカジを体現してほしいです。

また、コンビネーションになっているので、レザージャケットのインナーとして着てワイルドワン調に着こなす事も出来ます。かなり着方に幅があるアイテムです。