2025年立秋の酒丸。

2025年立秋の酒丸。


 2025年の8月、緊急告知をすべく登場の酒丸です。
とんでもないモノが完成してしまったので、
一刻も早くドライボーンズファンの皆様にお伝えすべく、
ブログをアップすることになりました。
早速本題へ。

 

 皆さんはこの雑誌、知ってますか?

1981年に発売されたブルータス。
タイトルは
「50年代スタイルの過激な古さが新しい」!!!
この雑誌の内容に感化されて、
その後の人生が決まった人も多いでしょうwww
かくいう私も、そのうちのひとり。

例えばこのページ。

クリームソーダ社長、山崎さんの取材ページ。
なんと文章は森永さんという豪華なラインアップ。
(この文章、ぐいぐい引き込まれてしまう)
そして写真のエグいこと!
この中央の寝室の写真、なんだ?
壁がピンク地の豹柄にも驚いたが…
ベッドカバーに使っているモビール柄のカーテン生地!
すげ~!これ!!

更にはLAにあったヴァージニアズという家具屋さんのページ。

特に下の方の2枚の写真が凄い。

グニャッと曲がった取手のチェストの上、
ぶっ飛びフィフティーズアイテム!
ピンク色のトゥーフェイスはなんだろう?
陶器の置物かな?

変態的に曲がりくねったテーブルの上には、
パレットみたいな灰皿とモンドリアン柄の花瓶!
ピンクのソファもすげ~!

こんな風に…
雑誌ブルータスを通して、
1950年代のアメリカに強烈な憧れを抱いた高校1年生でした。
そして卒業して都内に出て来て知った、この書籍。

洋書「MID-CENTURY MODERN」超ウルトラ名著!
そしてその中に載っていたのが、この写真。

もちろん、ブルータスに載っていた他の写真も多数掲載。
ブルータスとミッドセンチュリー・モダン、
この2冊は私にとって今でもバイブル(聖書扱い)。

 


 時は過ぎて…昨年2024年夏。
企画資料を探していて、
コレクションのモンゴメリーワード(1955年春夏)をめくっていたら…
こんな柄のカーテン生地のページを発見!

うおおぉっ!
こ、これは!
山崎さんの家のベッドにかかっていたモビール柄じゃないか!!!
こんなに色展開があったのか~!
商品説明分を熟読。

なになに、えーと…
MOBILE(モビール)は…
様々な大きさ、形、
色の吊り下げられたフォルムが立体感を与えるスマートな幾何学模様のプリント。
モダンなインテリアに。
幅48インチ(約122センチ)、
縦柄リピート22インチ(約56センチ)。
色展開:グレー、グリーン、ウッドトーン
生地幅(日本は110cm)やリピートの送りは今の日本とはちょっと違うけれど…
もしかして現物が手に入れば、
作れるのかもしれない…
なぁ~んて、高校生の頃からの夢が頭をもたげて来ました。

 そんな時に限って…
手に入ってしまった…。

ヴィンテージのモビール柄カーテン。
しかも山崎さんと同じ色!


生地屋さんに色の指示。
全ての柄で使われている色をピックアップ、
それぞれの色違いも指示。
数ヶ月間の紆余曲折ありながらも…サンプルが完成。

サンプルズバリのベージュ地。

モンゴメリーワードに出てくるグレー地。

そして更に、モンゴメリーワードに出ていた「ウッドトーン」。
(幾何学模様だって言ってるのにウッドトーンという自然崇拝色を作ってしまうのが面白い)
ドライボーンズではピンクと呼ぶことが決定。

日本の生地幅やリピートの送りに合わせねば出来上がらない為、
17%の縮小を施す。
下に敷いてあるのがヴィンテージ、
上に乗せた端切れがサンプル。
僅かに小さめな柄、
色はほぼ同じ!

そして我が社の倉庫には…

こんな光景が。
高校生の頃の私に伝えたい。
「お前の思い、完成したぞ!」と。
このファブリックは…
直営店舗のほか、
日本中の各取引先、
更には我がドライボーンズのオンラインショップでも購入可能(1メートル単位、返品不可)
題して『ファブリック“モビール”』!!!

当時のブルータスやミッドセンチュリー・モダンで人生が決まってしまった人たち!
注文をお待ちしております!!!

 


 さらにちょっとした自慢。
ミッドセンチュリー・モダンに載っていた壁掛け時計の写真。

そして我が家の風呂場入り口写真。

ミッドセンチュリー・モダンに載っていたヴァージニアズの写真。

我が家の玄関写真。

そしてブルータスにしか載っていなかった2フェイスの陶器。

我が家のダイニングの棚。

どれほどこの書籍にハマったのか?が分かり易いwww

 

 

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