2024年の小雪を迎えました。
酒丸です。
まさに小雪、
富士山は雪化粧となり、
平野部で雪が降ったところがあるらしいですね。
そんな一気に冷えてきた今週、
私は例年通り大阪&名古屋に出張。
いつも新幹線で新大阪駅まで行って、
そこから地下鉄の御堂筋線に乗り換えます。
その御堂筋線の車内。
すごく真新しい車両でした!
初めて乗った、ほぼ新車の地下鉄。
何もかもがピッカピカでした!
そんなピカピカ気分も漂ってくる…
シルク混ツイードのセットアップが入荷しているので、
ご紹介。
それがこちら、
シルクブレンドスポーツジャケット「カーメル」!
このベージュ系と、
ブラック系の2色展開。
シルクが混ざったツイル素材、ピカピカしてます。
カーメルブランドも含めたナッソージャケットの特徴は、
この様に上襟が下襟よりも大きく張り出している事。
これだけで実にクラシックに感じるから不思議。
また、カーメルの特徴的なディテールはこの部分。
カフスとサイドベンツの、
クランク状の切り替え!(ちょっとこの写真は見辛かった)
更には、
通称「ブタ鼻」と呼ばれる大き目の2つ穴ボタン。
このデザインのカーメル・ナッソージャケットは…
当時の若者が競い合うように着た有名なジャケット。
その理由はこれ。
例えば当時からの大スター、エルヴィス。
ちょっと横からの写真なので判り辛いけれど、
見紛う事なきオフホワイト地のカーメル。
後ろ襟を立たせてピンボールに興じる貴重なショット。
または、エディ・コクランも。
やはりオフホワイト系、ウール素材。
インナーにティアドロップタイプのポロシャツ、
超オシャレな着こなし!
カーメルナッソージャケットという名前の由来はこれ。
そのまんまドンズバで、
このジャケットの織りネームには「Carmel」の文字が。
更にはその下に、
ハリウッドスポーツウエアと記されています。
つまり、
ハリウッドを代表する西海岸系のスポーツ(カジュアル)ジャケットですよ、
という意味。
今でこそ「スポーツジャケット」なんて言えばジャージが主体だと思いますが…
1950年代頃までは、
スポーツをするジャケットがもっと細分化されていたのです。
ここらへんの話、
勉強していくと結構面白いですよ。
21世紀の日本に住む我々が考える「スポーツ」と、
1950年代頃までのアメリカ人が考える「スポーツ」とは、
かなり違いがあるのです!
また、ナッソージャケットという言葉の由来は…
明確には判明しないものの、
北大西洋上のニュープロビデンス島であるハバナ国の首都、
ナッソーが由来だと考えられています。
1920年代、
禁酒法の頃から開発されてきた中央アメリカ地域。
当時からギャング達がフロリダ経由で暗躍していた地域です。
前回私が書いたブログにも掲載しましたが…
1930年代設定での映画の1カット。
右側の男性は、明らかにナッソージャケットです。
(カーメルでは無さそうだけど)。
この頃から着られていてもおかしくないデザイン。
元ネタは、おそらくキューバシャツ。
そしてこのジャケットには、
今回は上下でセットアップに出来る2タックトラウザーズがあります!
ハリウッドベルトと呼ばれる形で、
まさにハリウッドスタイルスポーツウエアの一環!
クラシックに、ブタ鼻2つ穴ボタンでの開閉。
もう11月も後半、
そろそろパーティシーズンですね!
たまにはこんなハリウッドスタイルのセットアップでもいかがですか?
今回の出張は、各直営店にも寄りました。
久しぶりのドライボーンズ大阪店。
移転後、まだ2回目でした。
このブリキサイン、
取り付けるのが大変だったのがつい先日のよう。
そんな大阪店ですが…
なんと26周年ですよ!
本当に皆様にはお世話になりました!
そして今後もよろしくお願いいたします!
本日11/22金曜日から25月曜日まで、
スペシャルセールです!
お楽しみに!!!